IRの懸念を払拭した国とその対策とは?│オンカジの評判

IRの懸念を払拭した国とその対策とは?

日本でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の設置を巡り動きが慌ただしくなっている中、ギャンブル依存症患者の増加や周辺地域の治安などに対し、懸念の声が広がっています。
海外でもIRが導入される際にも同様の声が上がっていましたが、これらの懸念を払拭した国があります。
その国とは、マレーシアの南に位置する島、シンガポールです。

今回はシンガポールはIRへの懸念をどのように払拭し、今日に至っているのか詳細にお伝えいたします。

以前、観光資源が乏しかったシンガポール

2000年始め頃、観光資源が乏しかったシンガポールは日本に先駆け2010年に2つの大型IRを開業しました。
そのうちの1つが皆さんご存知のマリーナベイ・サンズです。
3棟のホテルの屋上は船のような形をした構造となっており、現在ではシンガポールを象徴する建物として世界各国から人気を集めています。
そんな観光スポット、マリーナベイ・サンズですが、開業を巡り、ギャンブル依存症患者の増加や周辺地域の治安悪化を懸念するなど、「IR=カジノ」という印象を持つ人が多くいました。
それに対し、立ち上がったのが当時の首相、リー・シェンロン首相とマリーナベイの社長、ジョージ・タナシェビッチ社長でした。

ギャンブル依存症を防ぐ為の対策を実施

IR開業に伴い、ギャンブル依存患者増加を防ぐ為にいくつかの対策を実施しました。

具体的な対策としては・・・

  • 21歳未満の入場を禁止
  • ゲーム台数は2500台まで
  • カジノホール内のATMの設置を禁止
  • シンガポール国民はカジノ入場税を支払う など

このような厳しい規制を行った為、カジノをしたい人に高利で資金を貸し付ける悪徳な業者も出てきたそう。
違法な貸金行為が発覚した場合は最高9年の懲役刑や、12回のむち打ち刑もあるんだそうです。

むち打ち・・・考えただけでも怖いですね。

また、マリーナベイ・サンズでは約500人のカジノディーラーやスタッフが特別な訓練を受け、顧客が依存症になってないかを注意深く見守っている。そしてカジノ場には死角がないように監視カメラを数千台設置しているなど、厳重な警戒をとっているそうです。

対策の結果は・・・

上記の対策を行った結果、IR開業前の2005年に行われたギャンブル依存症患者数の調査時には4.1%のに対し、2008年には2.9%、2011年には2.6%に減少。その後、2014年には0.7%までに減少しました。
2017年の調査結果では0.9%と増加したものの、その率はわずかなものに留ました。

これらの数字を見る限り、カジノのオープンがギャンブル依存患者を増やしたというのは考えられないことが分かります。
そして現在もシンガポールではギャンブル依存患者を増やすことなくIRの営業が行われています。

日本でも2020年に完成、その後続々と開業

IRの施設が完成するのは2020年代半ば頃で、認定されるのは早くても2021年か2022年頃の見通しとなっており、始めは国内3ヶ所を上限としていますが、2025年には施設数を拡大する予定となっているそうです。
シンガポールが行っている対策を行えば懸念の声も少なくなるのではないかと思いますが、むち打ちは少し考えものですね笑

カジノ解禁に対し、日本はどのような対策を行うのか、今後も目が離せません!!!


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